東京都

「家庭と仕事の両立」、
諦めていない?

家庭と仕事の両立に悩む方は少なくありません。どちらも大切にしたい時、プレッシャーが大きく感じられることも。この記事では、家庭と仕事の両立に関する現状や、子育て中・介護中の方が上手にやりくりするための具体的なヒントについて解説します。
働く女性の現状
女性が育児や介護等のライフイベントをきっかけに離職することは、まだまだ少なくありません。
出産後の女性の就業状況
出産後の女性の就業状況のグラフ
  • 参考:「令和5年版男女共同参画白書」を元に作成
「介護・看護」を理由に離職した人の割合
「介護・看護」を理由に離職した人の割合のグラフ
  • 参考:厚生労働省「雇用動向調査」を基に作成
これらのデータから読み取れるように、女性が家庭と仕事の両立をするには、まだまだ環境が整っていないと言えるのかもしれません。
そんな中でも働き続ける女性に家庭と仕事を両立させる秘訣を聞いてみました。
家庭も仕事も充実!上手に続ける秘訣とは?
女性のイラストアイコン
30代女性Mさん/1児の母/総合職フルタイム勤務
仕事環境で、普段気をつけていることはありますか?
​子どもがいると病気などイレギュラーなことも多く、思うように仕事が進まないことも多々あります。
そんな時のために、会社では案件を1人で抱えこまないように、一人に依存しないチーム体制を作っておくことが大事だと思っています。
育休から復帰するときに心がけたいことはありますか?
私は、家庭の時間を作りやすいリモートワークで働けていますが、子育てしながら働きやすい環境への転職や、会社へ交渉をしておくなど事前準備しておけると安心かなと思います。
ストレスはないですか?
夫婦間でお互いに無理をしない約束をしています。
東京都のシッター補助など、自治体のサポートをうまく活用することで、今は自分の時間も確保できています。
子どもがいると病気などイレギュラーなことも多いですが、そのぶん充実感や幸せも多く、毎日が忙しくても満たされています!
家庭との両立を実現する「3つの鍵」
仕事環境の見直し
フレックス勤務やリモートワークなど柔軟な働き方を取り入れることは、家庭との両立に繋がります。勤務先で仕事の調整がしやすいよう、上司や同僚と日頃からコミュニケーションをとっておくことも大切です。
自分のライフイベントと仕事の両立に迷った時は、「家庭と仕事の両立ポータルサイト」の情報もぜひチェックしてみてください。
パートナーシップの強化
家庭内の会話を通じて、家事分担について考えることも重要。お互いの負担を減らし支え合いながら、仕事にも集中できる環境を作りましょう。
妊娠期から産後までにパパにできることをまとめた「パパの子育てスタートブック」などを用いて、夫婦で楽しく話し合いをすることがおすすめです。
外部サポートの利用
家事代行やベビーシッターの活用も検討してみましょう。福利厚生に含まれていることも。
東京都では「ベビーシッター利用支援事業」や「子供家庭支援センター」、「介護相談窓口」など豊富なサポートを用意しています。自分にあったサービスを活用してみましょう。
まとめ
家庭との両立を図るには、フルタイムでの勤務に自信のない方は時短勤務を活用したり、リモートでのお仕事から始めたりする方法もあります。地域の支援団体やキャリア相談サービスを利用しながら、新しい職場環境に慣れることもできます。
柔軟な働き方や家庭内の協力などの工夫によって、家庭と仕事の両立が可能になります。
多くの選択肢を持ち、より自分に合った働き方ができる時代。さまざまな制度を活用しながら、自分らしい人生を歩んでくださいね。